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聖跡のご紹介

明治天皇 絵画と聖蹟「第16回 山形秋田巡幸鉱山御覧」

明治14年(1881)9月21日、明治天皇は秋田県南部の院内鉱山をご視察になりました。

聖徳記念絵画館壁画「山形秋田巡幸鉱山御覧」の絵は、天皇が坑内をご覧になっている様子です。左には、巡幸に供奉(ぐぶ)する有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)、北白川宮能久親王(きたしらかわのみやよしひさしんのう)が控えています。鉱山局の職員が火を点(とも)して坑道を照らし、工部大輔(たゆう)の吉井友実(よしいともざね)が屈みこむようにしてその様子を見つめています。

17世紀初めに発見された院内銀山は、幕末には日本一の産銀高を誇りました。明治8年、鉱山は工部省の所管となり、ドイツ人技師がもたらしたヨーロッパの鉱業技術によって鉱産を増やしました。

明治政府は鉱山開発を殖産興業の一環として位置づけ、明治9年の奥羽(おうう)巡幸でも、天皇は福島県の半田銀山を行幸されています。

院内鉱山において天皇は坑口内に進み、器械によって岩が砕かれる現場、選鉱所や製鉱所での作業のようすなどをご覧になりました。

*聖蹟へ行ってみませんか*

〔院内鉱山〕      秋田県湯沢市

院内鉱山は昭和29年に廃坑となりましたが、坑口の前には明治天皇行幸の記念碑が建てられています。最寄り駅であるJR院内駅には、鉱山の資料や模型を展示した「院内銀山異人館」が併設されています。

■JR院内駅より車で約15分

(駅から院内鉱山までは、バスやタクシーなどはございません)

聖徳記念絵画館壁画「山形秋田巡幸鉱山御覧」(五味清吉(せいきち)画)
明治14年(1881)9月21日 院内鉱山(秋田県)
〈中央:明治天皇〉
院内鉱山跡地と明治天皇行幸の記念碑