HOME > 明治天皇聖蹟 > 第19回/憲法発布観兵式行幸啓

聖跡のご紹介

明治天皇 絵画と聖蹟「第19回 憲法発布式観兵式行幸啓」

明治22年(1889)2月11日、前夜から降り続いた雪は東京の街を銀世界に変え、アジア初の立憲国家の出発を祝うかのように、清らかな白雪のなかで憲法が発布されました。

発布式典の最中、祝砲が轟き、寺の鐘が一斉に鳴り響きました。街には華やかな装飾がほどこされ、山車や仮装行列が繰り出し、万歳の声がこだましました。東京の街は興奮の坩堝(るつぼ)と化したのです。

わが国が欧米に学んで近代憲法を制定し、立憲国家の仲間入りしたという実感から、国をあげて人々は祝いました。祝賀行事は全国各地で行われています。

憲法発布式の終了後、青山練兵場での観兵式に参列するため、天皇・皇后両陛下は皇居を出発されました。

聖徳記念絵画館壁画「憲法発布観兵式行幸啓」の絵は、両陛下がお乗りになった六頭立ての儀装馬車が桜田門を通過した光景を描いたものです。お堀端には雪が積もり、馬車の通過を拝観する市民の姿が見えます(左下)。午後、両陛下がご出門の頃には雪は止み、空には青空が広がって陽光が射し始めました。

*聖蹟に行ってみませんか*

〔明治神宮宝物殿〕                    渋谷区

明治神宮の宝物殿には、壁画に描かれている儀装馬車が常設展示されいるほか、明治天皇が使用された日常品などが展示されています。奈良の正倉院を模した校倉風大床造(あぜくらふうおおゆかづくり)の建物は、わが国初期の鉄筋コンクリート建築で、平成23年(2011)6月に国の重要文化財に指定されました。

■JR「代々木駅」より徒歩10分

聖徳記念絵画館壁画「憲法発布観兵式行幸啓」(片多徳郎画)
明治22年(1889)2月11日 桜田門(東京)
明治神宮宝物殿 六頭曳(ろくとうびき)儀装車