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聖跡のご紹介

明治天皇 絵画と聖蹟「第23回 凱旋観兵式(がいせんかんぺいしき)」

明治39年(1906)4月30日、東京の青山練兵場において、日露戦争を戦った陸軍の凱旋観兵式が行われ、明治天皇のご親閲を仰ぎました。

聖徳記念絵画館壁画「凱旋観兵式」は、天皇が馬車に乗車して閲兵される光景を描いたものです。

晴天に恵まれたこの日の観兵式には、満州各地で戦った3万1千余人の兵士たちが参列しました。30分ほどで閲兵式がすむと、引き続き天皇は各部隊の分列行進をご覧になり、さらに元司令官の大山巌(いわお)や参謀総長の児玉源太郎をはじめとする諸指揮官を召して、陸軍の誉れを称える勅語をご下賜になりました。

観兵式終了後、各部隊は皇居を一周する凱旋行軍を行い、人々の歓呼に応えました。

あまたたび戦(たたかひ)かちしつはものを

    この青山にみるぞうれしき

凱旋兵士たちの勇壮な観兵式をお喜びになった天皇の御製(ぎょせい)です。

数多くの戦いに勝利してこの日を迎えた軍人たちは、今は幽明界(さかい)を異(こと)にした戦友の御霊(みたま)とともにこの観兵式に臨んだことでしょう。そして、国運を賭けた戦いに臨まれた天皇にとって、凱旋した軍人たちの姿はこの上なく勇ましく、また頼もしく感じられたのです。

*聖蹟に行ってみませんか*

【明治神宮外苑】        東京都新宿区

明治神宮外苑は、凱旋観兵式が行われた青山練兵場に造営され(大正15年竣功)、聖徳記念絵画館を中心として諸施設が設けられた。現在、神宮球場はプロ野球のヤクルトスワローズの本拠地である。

■JR「信濃町駅」より徒歩5分

聖徳記念絵画館壁画「凱旋観兵式(がいせんかんぺいしき)」(小林万吾画)
明治39年(1906)4月30日
青山練兵場(東京)
明治神宮外苑