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聖跡のご紹介

昭憲皇太后 絵画と聖蹟「第26回 富岡製糸場行啓」

明治初年、皇后(昭憲皇太后)は吹上御苑内に蚕室を設けて蚕を育て、桑を栽培し、蚕に桑の葉を与えられました。 

群馬県の富岡製糸場は、明治5年(1872)に操業を開始した官営の製糸場です。全国から応募した士族の子女などが工女として働き、技術を修得した工女が日本各地の製糸工場に技術を伝え、わが国の器械製糸業を発達させる推進力となりました。

明治6年6月19日、皇后は英照(えいしょう)皇太后(孝明天皇の准后(じゅごう))とともに馬車で皇居を出発し、24日、富岡製糸場を視察されました。

 いと車とくもめくりて大御代の

   富をたすくる道ひらけつゝ

糸車が速く回れば回るほど多くの生糸が紡ぎ上げられる。この明治の御代の産業が興り、わが国は富を増やすことができるのです、と皇后はお詠みになりました。

現在、皇室における養蚕は、わが国の農耕文化を象徴する重要な皇室行事となっています。

*聖蹟に行ってみませんか*

【富岡製糸場】    群馬県富岡市

製糸場の敷地内には、今も操糸所・繭倉庫・外人宿舎など、開業の頃の煉瓦の建築物が保存され、現在、世界遺産の登録を目指した活動が進められている。

■JR「高崎駅」より上信電鉄に乗り換え「上州富岡駅」下車、徒歩15分

 

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聖徳記念絵画館壁画「富岡製糸場行啓」(荒井寛方(かんぽう)画)

明治6年(1873)6月24日

富岡製糸場(群馬)
〈左:皇后(昭憲皇太后)・右:英照皇太后〉
富岡製糸場(画像提供 富岡市・富岡製糸場)