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聖跡のご紹介

昭憲皇太后 絵画と聖蹟「第29回 内国勧業博覧会行幸啓」

明治10年(1877)8月21日、東京の上野公園(寛永寺本坊跡地)を会場として第1回内国勧業博覧会が開会しました。

聖徳記念絵画館壁画「内国勧業博覧会行幸啓」は、式典終了後、明治天皇が皇后(昭憲皇太后)とともに美術館へ向かわれる場面を描いたものです。開場式において、産業奨励の勅語を下され、引き続き両陛下は会場内を見学されたのです。

内国勧業博覧会は、明治6年(1873)のウィーン万国博覧会をモデルとし、殖産興業の一環として開催されました。

博覧会への出品数は8万4千点余で、鉱業・冶金術(やきんじゅつ)、製造物、美術、機械、農業、園芸の6部にわけて各分野の優秀な技術が披露されました。

東京大学で教鞭をとっていたアメリカ人のE・S・モースは何度も会場を訪れ、「博覧会を見て歩いた私は、日本人がつい先頃まで輸入していた品物を製造しつつある進歩に驚いた」と記録に残しています(『日本その日その日』)。

博覧会は好評を博し、102日間の入場者数は45万人を超えました。その後、第2回(明治14年)と第3回(同23年)の博覧会が東京で、第4回(同28年)が京都で、第5回(同36年)が大阪で開催されています。

 

*聖蹟に行ってみませんか*

【上野恩賜公園】    東京都台東区 

博覧会当時、上野公園は東京府の管轄で、明治23年に宮内省の管轄となった。大正13年宮内省から東京市に払い下げられ、上野恩賜公園という名称になった。

■ JR「上野駅」公園口下車

 

 

 

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聖徳記念絵画館壁画「内国勧業博覧会行幸啓」(結城素明(そめい)画)

明治10年(1877)8月21日

上野恩賜公園(東京)
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上野恩賜公園